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UJA Gazette創刊に寄せて

更新日:5月7日

UJA会長 佐々木 敦朗

(編集部注:所属等は発刊時のものです)

新しいことを始めるには、エネルギーが必要です。停まった自転車の最初のペダルを漕ぐように。

世界には多くのバラエティに富む日本人研究者コミュニティーがあり、共に助け合い啓発しあい、より豊かな留学生活や研究を送る叡智を培っています。留学を始めるまでの苦労や、生活の立ち上げ、現地での生活術、キャリアパス、家族と一緒の留学ならではのイベントや楽しみ。どれも大事な財産と言える情報です。留学者に限らず、私達が豊かに生きていくためのヒントに満ちています。こうした情報を定期的に発信し、世界で研究をする方々とシェアしていくことで、より豊かな未来が拓ける。そんな新聞のようなものをつくりたい。UJA外務ワーキンググループリーダーの川上聡経さんの提案から、この企画が始まりました。


きっと、この企画には様々な系統の情報を集めていくことが大事になる。早野元詞さんは、新たにワーキンググループを作り、日本、アメリカ、ヨーロッパの有志が活動を開始しました。しかしながら、様々なトピックを世界の地域からの情報を集め、まとめて発信していくことは、始めてみると、途方もないことでありました。その困難を、春田諒さん、塩田仁志さんが、一歩一歩進めました。


最初の構想から3年。UJAガゼットのペダルが今動き出しました。日本そして海外の日本人研究者の思いを乗せて。日本と世界の研究者が共にサイエンスの道を漕ぎ進んでいく世界で初めてのガゼット。このUJAガゼットを読む皆さま自身も乗り手の一人として楽しんでいただけると大変嬉しいです。


どうか宜しくお願い申し上げます。

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