東北大学医学系研究科第14回リトリート大学院生研究発表会×UJA留学のすゝめ開催報告

更新日:5月6日

東北大学

毛塚 大


アカデミックキャリアを目指す学生にとって“留学を志す”あるいはそれに至らずとも“留学に興味を抱く”のはごく自然なことと思います。その一方で、実際に留学できる人は決して多くないようにも感じます。受け入れ先の選択からグラント獲得、語学力、帰国時のポストに対する不安など渡航前の段階で山のようにある問題が、容赦無く留学希望者の行く手を阻みます。誰かに相談しようにも教室内の留学経験者は教授だけ、数十年前で時が止まっている、ということも珍しくないのかも知れません。留学を目指した一学生である筆者もご多分に漏れず情報不足に窮していましたが、赤木紀之先生にUJAをご紹介いただいて以来”留学のすゝめ”を拝見し、補完を心がけてきました。迷える留学希望者にとって”留学のすゝめ”は欠かすことのできないツールとなっています。


本学医学系研究科は、学生の研究発表会である”大学院リトリート”を毎年開催しています。博士課程学生が実行委員となり会全体を運営し、丸一日をかけて口頭・ポスター合わせて100を超える演題発表を行います。筆者は1年次より実行委員として参加しており、懇親会係長、副委員長と順調に”出世”し、昨年度は委員長を拝命しました。コロナ禍において例年通りのリトリートを行えるはずもなく、早々にオンライン開催を決定し、さらにはここぞとばかりに”留学のすゝめ”の共同開催をお願いしたところ、ありがたくもご快諾をいただきました。その後も前例のない形式の中で奮闘と模索の連続ではありましたが、関係各位のご協力のもと無事に当日の2021年2月28日を迎えることができました。


演題発表は滞りなく終了し”留学のすゝめ”の開催です。 座長の赤木先生、本間耕平先生による進行のもとWashington Universityの溜雅人先生、Massachusetts General Hospitalの高橋まり子先生のお二人には米国からご講演いただきました。 「N=1; たまりまさとの場合」と題した溜先生のご発表では、留学における家族の大切さや「自分が楽しいと思う生き方をする。そして、自分で責任を取る」など多くの格言を教えていただきました。  高橋先生からは「西海岸から東海岸へ -留学7年目のポスドク夫婦、アメリカで奮闘中-」のタイトルで、サンディエゴとボストンの2大研究都市でのご本人・旦那様のご経験を伝えていただき、お一人の発表でありながら4倍濃い内容をお聞したような気持ちになりました。  さらに越田航平先生と足立剛也先生には、それぞれ”トビタテ!留学JAPAN”と”ケイロン・イニシアチブ”をご紹介いただき、閉幕となりました。


本学を含む東北から四国・九州地方まで全国各地の大学・研究施設から50名以上の方にご参加いただき、初めは穏やかだったディスカッションも進行とともに活発になりました。不安は杞憂に終わり、成功裏に終了できたことを委員一同大きな喜びに感じております。


紙面をお借りして、UJAの先生方に厚く御礼を申し上げます。


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著者略歴

2010年金沢大学医学類入学。在学中には神経解剖教室(堀修教授)に所属しましたが、他教室ながら赤木先生に大変お世話になりました。2016年同卒業、初期臨床研修を経て2018年東北大学大学院へ進学。東北大学大学院医学系研究科 遺伝子導入研究分野 博士課程3年在籍中。

連絡先:dai.kezuka.p1@dc.tohoku.ac.jp