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第2回JFAST「アジアの科学技術イノベーションのための交流会」

更新日:2020年11月3日

開催日:2017年12月2日


開催地:東京

海外日本人研究者ネットワーク(UJA)は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と城西国際大学アドミニストレーション研究科との共催で、2017年12月2日(土)、城西国際大学 紀尾井町キャンパスにて、第2回JFASTを開催しました(当日配布のパンフレット有り)。約100名の方々にご参加登録いただき、アジアの科学技術イノベーションのエコシステム作りについて情報共有したり、意見交換しました。


北原 秀治氏(海外日本人研究者ネットワーク、東京女子医科大学)の開会挨拶の後、まず、第1部では「世界とアジアにおけるイノベーションエコシステムの発展」を取り上げました(モデレータ:木村 公一朗 氏[ジェトロ・アジア経済研究所])。


名倉 勝 氏(株式会社経営共創基盤)は「科学技術からイノベーションを創出するためのエコシステム」という講演の中で、実際の欧米におけるイノベーションエコシステムを示しながら、その基本的な概念を報告しました。木村 公一朗 氏(ジェトロ・アジア経済研究所)は、「東アジア経済の変化:起業を通じたイノベーション」の中で、実際に中国で起きている経済変化について報告しました。清水 毅志 氏(エルゼビア・ジャパン株式会社)は、「特許による学術論文引用の現状~アジアにおける科学技術イノベーション指標として」の中で、海外と日本の論文と特許の関係について報告しました。木村 忠昭 氏(株式会社アドライト)は、「東アジアにおけるイノベーションエコシステムの現状と日本企業/日本市場との連携について」の中で、実際に投資現状について紹介しました。


つづく第2部では「中国とシンガポールにおけるイノベーションエコシステム」を取り上げました(モデレータ:三嶋 雄太 氏[京都大学 iPS細胞研究所])。


伊藤 亜聖 氏(東京大学社会科学研究所准教授、深圳大学中国経済特区研究センター)は、「イノベーション都市としての中国深圳」の中で、実際に中国深圳におけるイノベーションの現状を報告し、それがいかに日本より進んでいるかを紹介しました。武田 隆太 氏(株式会社リバネス グローバルブリッジ研究所)は、「東南アジア6億人市場の捉え方:潜在ニーズは現地スタートアップを通して表出する」というタイトルで、実際のシンガポール事業を含めた今後の自身の計画などを紹介しました。杉井 重紀 氏(シンガポールバイオイメージング研究所、Duke-NUSメディカルスクール)は、「シンガポールで研究主宰し事業化すること」の中で、自身がシンガポールで運営するラボの状況、日本との環境、エコシステムの違いを報告しました。


つづく第3部では「アジアで日本の科学技術イノベーションを起こすには」という題目で講演者によるパネルディスカッションを、早野 元詞 氏(慶應義塾大学)を迎え行いました。登壇者のみなさまで、日本はどうアジアでイノベーションを起こすか、そのためにはどのようなエコシステム構築が必要かを話し合い、その討論はかなり白熱しました。


JFAST2017運営委員会(順不同、敬称略)

北原 秀治(UJA、東京女子医科大学)

今井 美沙(UJA、順天堂大学)

早野 元詞(UJA、慶應義塾大学)

三嶋 雄太(UJA、京都大学)

馬場 沙矢香(富士フイルムホールディングス)

広瀬 思帆(東京大学)

成田 真一(東京大学TLO)

安田 真里(法政大学)

上迫 大介(環境省)

アミール 偉(文部科学省)

松村 茂樹(大妻女子大学)

岩城 拓(国立研究開発法人 科学技術振興機構 北京事務所)

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